私は動力を使ってパウダーが食えるなら、それに越したことは無いと思っている。

ツアーの日でも絶対、山じゃなきゃ嫌!と、言われない限りはゲレパウ優先だ。

って事でローカルパウダールーチンをご案内。

やや重めながらも量は今季一番クラス。

今季、行けてなかった所にもお邪魔した。

ある程度やっつけて、明るくなってきたので上に向かいましょ~。

が、さっきまでそんなでもなかった風がボーボーに豹変し、牙をむく!

アルペンを降りようとしても風で前に進まないのだ(笑)

こりゃ、タマランチ!と、ピラールへ避難。

2日連続でボーボーとは(笑)

荒れ狂った風は2時間に及んだ。

どーやらこの風は八方の一人勝ちだったみたいで栂池や五竜はそーでもなかったよう(笑)

風も収まって偵察すると自然発生でウインドスラブが落ちまくり!

昨晩の降雪はかなりあったのだが、風を伴っていなかったために朝一のパトによるカットでは拍子抜けするくらい安定していたとか。

って事はこのアバランチはこの2時間のボーボー中の出来事って事か?

八方池山荘で待機していたローカルの滑りてがカットでサイズ2.5を誘発。

デブリはボトムまで。

おおお、おっかねええええええええ!!!!!!

上の写真と比べてみるとべったり張り付いていたウインドスラブが崩壊しているのがわかるかと。

悩んでいるとグラートが動くとの事で様子をうかがいに。

どこも面ツルで滑り放題でしたが、色々な状況を踏まえたうえで下した決断は戻りましょ。

自分だけだったら行っていたかもしれない。

結果的にいえーい!出来たかもしれない。

が、ガイドとしては不確定要素が多すぎてゴーサインは出せなかった。

って事で回れ右で許容範囲の斜面へ。

風パックで重い所もあったが、無事に下山。

ボトムではJRの若いのが白馬に遊びに来ている所に遭遇。

Kおとーさん!楽しそうでしたよ~(笑)

うう~ん、悪い大人になりきれなかった~(笑)

ガイドとしても不完全燃焼感はあるが、正直に言うとほっとしている。

ガイドの一番の役目はゲストを安全に山から下山させる事。

地形、斜度を落とす、全てわかっていても滑りたい欲求。

雪崩に遭う、遭わないはそこをどれだけ抑えれるかでもある。

無理する必要はない、また良い時もある。

って事で今回は保守的判断になりましたが、良い時はアドレナリン全開斜面でヒャッホーさせますんでまたよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

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