先週から公務での山入りが続いておりました。

今季から遭対協のメンバーに入らせてもらい、ストロングな先輩達と。

山はとても美しく、

サイコーと思いきや、ボーボーでツエルトで待機後、撤退だったり。

今日こそは!と、踏ん張って突破して

可能性がありそうな場所を。

なんでそんなに綺麗なんだよ・・・

暖気明けの今日はかなりの融けっぷり。

雨が当たった斜面は滑落日和なテッカテカ。

ブロッケン!

悶絶のモナカとアイスのミックス。

カチカチ稜線&直下のウインドスラブを警戒し、下からアプローチ。

可能性があるルンゼ内をビーコン捜索。

あっという間に撤収する時間・・・

南滝は側壁の雪が剥がれ落ち、巻かずに抜けるのは困難。

巻いてもその後はカチカチのデブリーランドで結構な降雪が入らない限り、行くのはオススメしません。

ノートラブルでも下山は真っ暗。

見付けてあげたかったけど、なかなか・・・

不帰を滑りに行くようなエキスパートにあーだこーだ言うつもりもありません。

自分も行くし、滑りたい気持ちもわかるし。

不帰じゃなくてもバックカントリーと言うスポーツに安全はありません。

今季も色んな所で遭難騒ぎが起こっています。

レベルが低い遭難だろうが、そうでなかろうが世間的には完全に悪者扱い。

一般認識は完全にコース外=バックカントリー。

もー説明する気も失せる。

捜索する人も命がけなんだぞ!

大丈夫です、安全マージンはいつも以上に取ってます、無理はしませんし、嫌なら断れます。

捜索費用を請求しろ!

大丈夫です、安くない日当も出るし、税金も払ってるし、山やる人は山岳保険は入ってます。

山で死ねるなら本望だろ?

いや、たぶんですが誰もそんな事は思ってないと思います。

まだまだこれからがハイシーズン。

どうか皆様、無理をせず、お気を付けて。

コンディション次第で登山届と違う所を滑るのは自分も良くやります。

ランドマークを通過する時やドロップ地点で「ここドロップしまーす!」とか、メッセンジャーやラインなんかに残しておくバックアップもオススメします。

何かあった時に初動が全然違うので。

ドロップする前、判断する時、待ってる家族、仲間、友人を頭の隅にでも。

明日は我が身として。

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