GW前半の鹿島槍ヶ岳ツアー、無事に終了しました。

初日は午後から崩れる予報だったので集合時間を早めての出発。

順調に西沢出合着。天気はまだ大丈夫そう。

今季は結構綺麗な状態な西沢。

タイミングが悪いとデブリーランドに辟易する事も。

マニアツアー常連のTさん。

皆がスプリットやスキーの中、一人アイゼンで黙々と登る。

毎度のことながらリスペクト!

上部はズボズボのズボ足状態で膝ラッセル!

先頭の俺、しんどい(笑)

赤岩尾根に到着すると鹿島槍ヶ岳がお出迎え!

疲れも吹っ飛ぶ眺め~。

こっからが今日の核心。

夏でもちょっと怖いトラバース。

雪が不安定だと赤岩の頭へ直登ですがこの日は雪崩れないと判断して感覚を開けて慎重にトラバースしてクリアー。

稜線到着!冷池山荘も見えてテンションアゲ~。

凶悪な雪庇!

吹雪になる前に到着!

早出して正解でした。

この後に到着された方たちは吹雪で雪まみれ状態でした。

この日は午後から ボーボーだったので昼から吞んだくれて明日のピーカンに備えました。

翌日は予報通りにピーカン!

すんばらしい景色に足取りも軽い!

まー、消灯8時でしたからね、寝不足も回復するわな(笑)

立山&劔もくっきり。撮りまくりです。

美しすぎて言葉になりません。

ただただ、ありがとうございます状態(笑)

多少、風があるものの順調に布引山到着。

今回のメインバーンであるコヤウラ沢がどーんとお出迎え!

おおおお~、ヤバそう!上部は硬そうだけど少しやり過ごすと新雪が溜まってる!

脳汁確定だな(笑)

雷鳥先輩も出迎えてくれました。

鎌尾根上部にテントが!

なかなかエキストリームなテン場ですね(笑)

二時間ほどで山頂着。

うえ~い!!!

聞いたところでは白馬岳辺りは爆風で登れなかったとか。

こちらもゼロではありませんでしたが「やめて~」って程では無く、山頂でゆっくり出来ました。

劔がかぶっちゃったんでもう一回パチリ(笑)

北峰を見下ろすと東尾根からの登山者が見えました。

ズーム!直下からの北股本谷、美味しそう~。

五竜方面。

いつも気になっている西面のビッグバーン、今度雪洞泊で滑り行こうかな?

北股本谷。新雪マジックで綺麗に見えてますが昨日赤岩尾根から見た時はデブリちゃん&クラック多数。

爺が岳から続く稜線。

展望を楽しんだ後は大斜面にドロップ!

雪崩れんなよ~と慎重にスタート。

後ろをチラチラ振り返りながらパウダーもどきを大滑走!

うひょ~、サイコー~!!

皆さんも脳汁ぶしゃー状態でヒャッホーヒャッホー!

滑った跡からボロボロ雪崩れましたが点発生みたいなもんで影響無しでした。

このデカイ斜面を貸し切り!

滑り手は自分達だけでした。

今頃立山とか祭りだろな~とか言いながら幸せを嚙み締めました。

残念ながら下部はストップ!

でも冒険しに行きましょう~。

下部はなかなかのデブリーランド。

棒小屋沢出合到着。

のんびりお昼休憩をしてると対岸で全層雪崩発生。

気温上がってますね~、立山町では30度行ったとか行かないとか!

アイス売れただろな~(笑)

広い棒小屋沢を登って行きます。

かつて小林喜作が猟場にしていたと言う棒小屋沢。

たぶん、最近でこの地に足を踏み入れた人はごくごく少数では?

だいたいコヤウラ沢上部を滑って後は布引山へトラバる人たちがほとんどですからね。

まー、ぶっちゃけ下部は消化試合になる事が多いわけだが(笑)

振り返れば池ノ平山がど真ん中に。

劔も山頂から続く北方稜線がかっちょいいですね~。

ここを下っていくと十字峡に出るわけですが強烈なゴルジュが待ってますので行けないでしょうね(笑)

迷ったふりして関電の坑口からエスケープの超裏技が使えるかも?(笑)

気温上昇による雪崩に目を光らせながら&暑い、暑いと文句を言いながらじりじりと高度を上げる(笑)

明日の天候を考えたら今日中に下山も考えましたがビールの誘惑に負けてしまいお泊り決定(笑)

約5時間ハイクの後のビール、美味すぎました!

翌朝はどんより。

酷くなる前にそっこー下山しましょう!

雷なんて絶対いやですからねー。

5時飯の6時下山。

上部はミルキー。

フエ吹いて短く区切ってご安全に。

お!だんだん見えてきた~。

フラットな所は快適~。

視界もいつなくなるかわからないので安全と判断した上でのパーティーラン!

雨もまだパラパラで気にならず楽しくすべれました。

この中で一人だけカメラ落とした~としょぼーんの人が居ましたが西沢出合でポケットを探るとあった~!!と、この旅一番の笑顔を見せてくれました(笑)

余談ですが昼にかけて悪天候予報なのに登って来る登山者が一人いて、クレイジー!と、思いました。

悪天候にエクスタシーを感じる人なのかわかりませんが自分だけは大丈夫とでも思ってるんでしょうかね~?

天気悪い時は無理しない方が長生きできると思うのですが・・。

雷にも会わず、本降りになる前に無事下山。

6時過ぎに山荘を出て8時には下山、滑り屋の下山は早い(笑)

三日間、なかなか判断に悩みましたが素晴らしいゲスト&景色に恵まれて良い思い出を作る事が出来ました。

参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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