限界だった..、前回滑ってから10日余り。
足は震え、目は虚ろ、やる気なくコタツで寝転ぶ生産性の無い日々。
白い粉を味わいたい!禁断症状だ。
ギリギリまで粘ったが白馬では期待出来そうもない・・・。
パウダーサーチに導かれ、やって来たのは2日でメーターオーバーしている地元だった(笑)
降り続く雪は止まず、1ミリも沈降していない新雪はさながら蟻地獄。
スキルのない奴らを容赦なく呑み込んでいく!
そんな雪でもある程度トラックが付けば快適ヒャッホーに。
老朽化により止めてしまった一番遊べる線下を貸し切り。
もちろんシールは持参だ(笑)
翌日は実家の除雪&雪下ろしのわずかばかりの親孝行からの三日目。
今日で雪は死ぬ予報。
ガキの頃に通い詰めた、まだオープン前のスキー場でファーストを頂く。
リフト整備の為に踏んであるのでハイクも楽々。
二周目で日射&昇温により雪は死んだ。
もともと標高も低い所であられメインの新雪。
降ってる最中から球形化しているんじゃってほどの安定度だ。
乱暴に言えばこの雪では面発生乾雪表層雪崩の発生はまず無い。
しかしこの雪の量は白馬に欲しい所!
こんなに雪があるのにオープンは2週間後と言う残念さよ。
今から30年ほど前、このリフトはシングルリフトだった。
いつもユーミンの曲が流れていたし、人でごった返していた。
今では閑古鳥が鳴きまくりだ。
経営も苦しいだろう。
都市部から遠いスキー場は地元の人達がスキーをしなくなれば終わりである。
雪質を気にしないアジア圏からのインバウンドをどうにか出来るかが、これからの生き残りの道だろう。
あの頃スキースポーツ少年団で滑っていた同級生や先輩で今も滑っている人は皆無に等しい。
気持ち良いパウダーを滑ったらまたハマってくれるだろうか?
地元を後にし、長野の友達の家でまったりしていた昨日。
明日は大人しく白馬に帰ろうとしていたのだが、パウダーサーチを見ると銀山平が不穏な動きをしていた。
明日は丸ちゃんがオープンする!
だが、今日は雨が当たっている。が、きっとそのまま雪に変わったはずなので不快な底付きは無いはずだ。
迷うが現段階ではまだ15ほどなのだ。この後朝まで降ってくれるのか?既に日付は変わっていた。
雪の無い白馬に帰ってもコタツにずっぽり潜り込み、スマホをいじり、三大欲求を処理するだけのクソみてーな一日だ。
どうせ昇天するならパウダーの方が2万倍気持ち良いはずだ(笑)
「迷ったら・・・・望みだろ・・・・!望みに進むのが気持ちのいい人生ってもんだろっ・・・・!」
カイジが吼える!
利根川が止めの一言!
「一生迷ってろ そして失い続けるんだ・・・・・・・・貴重な機会(チャンス)を・・・・・・・!」
ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・
私はグーグルマップで時間を確認して4時30に目覚ましをセットした(笑)
目覚ましと共にパウダーサーチをするとなかなかのスコアをたたき出しているではないか!!
30近くある!!
直ぐにスイッチが入り、迷惑そうな友達に誤り、車を走らせる。
今日の雪は今日しか無い。
大丈夫だ、俺はまだこっち側の人間だ。
オープン30分前に着!ベストだ。
潜水艦を見るとマリーンバトルを思い出す4号機時代のスロッターである(笑)
ズン券持ちっぽいローカルの後に続きサードチェアーをゲット!
雪は少ないながらも底付きはせず、地形出まくりでぶっ飛べる!
人も少なく快適に回せる!
楽し~~~~~~~~~~~、来て良かった!!!!
隣はクローズしていたがどこにでも居る悪い子達は躊躇なくロープを越える(笑)
俺達が出来ない事を平然とやってのける!そこに痺れる、憧れる!!(笑)
まー、見ての通り地雷たっぷりなんでオススメはしません。
見てたらやっぱり刺さって爆発してた人も居たし(笑)
大満足で11時下山。
まだ下までは開けてません~のでリフト下山に。
明日も降るっぽいので週末は下まで滑れるかも?
来春はモンスターイワナを釣りに来てみようかな~。
実家にあった卒業文集。
トンバにもなれなかったし、デモにもなっていないが、50度は何んとか滑れるようになったのである意味、夢はかなっているのか?(笑)
あの頃のスキー少年は紆余曲折を経てスキーガイドと言うお天気任せのどーにも不安定な職業についている。
好きな事をやり続ける事の難しさは嫌というほど知っている。
わがまま歴、もうすぐ40年。
出来ればこのまま生きたい所だ。
北に羽パウがあると聞けば蹴散らしに行き、東にディープパウダーがあると聞けば首まで埋まり、西に踏みごたえ抜群のパウダーがあれば行って踏み踏みして反発を楽しみ、南にしっとりパウダーがあればスプラッシュ気味にスプレーを上げる
そんな人に私はなりたい(笑)