お初のゲスト。
お二人ともちょっと珍しいAMPLIDとON3Pと言うマニアな板。
車をデポ後の帰り道。
最近の車は後ろの席もシートベルトしないとピーピー言われるのにびっくり(笑)
山の上は真冬。
ここで40はあった!
ラッセルしていると光が入ってテンションアップ!
もしかして晴れるのか~?と、期待しましたがすぐにボーボーに(笑)
ドロップポイント、ボーボー!
こういう時があるので、モードチェンジは出来るだけ早く出来るようにお願いします(笑)
ただのお湯がめちゃくちゃありがたく感じる(笑)
予定していた斜面にスキーカットをくらわすと、昨日からのウインドスラブがバッコ~ンと落ちた!
皆でうおおおおおお~!!!!(笑)
あ~、東はダメポ!と、南東面をチョイス。
たぶん、雪崩れるなら斜度変化からですんで~、無線待っててね~と、ドロップ。
斜度変化した所でスラブに亀裂が入り始め、思っていたより横に伝播していく!
自分はこっちはたぶん大丈夫だろうとの考えで斜面に入ってしまっていた。
要するに甘く見ていたので少しばかり縦に落としてしまったので逃げきれなかったのだ。
雪崩れるかもしれない、と、しっかり思っていたならもっと慎重に斜度変化の所でカットして横に入っていたはずなのだ。
結果、逃げ切れず、あ!ヤバい!と思った瞬間に足払いをかけられたように転び、流されてどうにかしようと思う間もなくドサドサと雪が身体にのしかかって来た。
ゴーグルからの視界が雪で埋められて真っ白になる恐怖。
自分はエアバッグは持っていないが、持っていたとしてよっぽど雪崩れたら引く!と、常に思っていないと無理だと感じましたね~、一瞬でもうわけわかんなくなりますんで。
やべ~、やっちまった~と思ったが幸いな事に埋没が浅かったので自力で脱出出来、事なきを得た。
実に7年振り二度目の巻き込まれ、甲子園じゃねーぞ(笑)
あ~~~~~、めっちゃ反省だ~これ~、始末書書くレベルかも~(笑)
「山は、なめてはいけない」
決してなめていたわけではないのだが、林道側に帰る斜面って事で勝手に安全だと思い込んでしまっていた。
思い込みは危険ですよ~、常に真摯に向き合っていないと簡単にやられます。
ちょっとバックカントリーに慣れてくると「BCなんて余裕じゃん!」と、思っている人も居ると思います。
いや、ガイドを始める前は自分はそう思っていた頃がありました(笑)
何か知らんがガイドを嫌っていた時期もありました、な~にが行きましょう~だよ、ぺっって(笑)
そんなクソガキも、立山で師匠に出会い、経験を重ね、雪崩の勉強もちょっとしていくうちに「これはゲストの命を預かる大変な仕事だ」と、思うようになりました。
プロとしてお金を貰う以上、万が一の保険やらをクリアにして、安全に下山させるのは当たり前で、なおかつゲストのレベル、体力を考え、降雪、風、昇温、日射の影響、諸々を考えて最大限楽しませなくてはいけない。
ただ、ヒャッホーしているだけではないのです(笑)
まー、何か話が脱線しましたが、何が言いたいのかというと、なめたらあかん~♪なめたらあかん~♪って事ですね(笑)
上に見えてるのが破断面。
ゲストにはデブリ上を滑ってきてもらいました(笑)
その後は気を取り直し、激パウを堪能!
セカンドランはしっかり落としてから。
ビビリミッターがしっかり発動してご安全に(笑)
標高を下げると重い新雪に。
登り返し地点では晴れ間が。
あ~、生きてて良かった!
反省します~、調子こきません~、明日からボウズにします~って、既にボウズだった(笑)
登ってる人が居るな~と思ったら、コルチナに帰るリフトがもう終了してるから回せないのね~。
重パウにどっぷり!
オーバーヘッド!!
重~いけど、面ツルだから楽しい~と、笑顔がこぼれる。
お疲れ様でした~、ゲストを無事に下山させる事が出来てうれし~(笑)
なかなか怖い激パウコンディションでしたが、これに懲りずにまた白馬に来ることがあればお願いします!
いやいや、事故無くご安全に~とか言いながら自分がやらかすとこでした。
予報ではしばらく春パウダーが続きそうです。
皆様もホントにお気を付けて、常に真摯に山と向かい合ってください。
俺はそんなヘマしないぜ~、あたしはそんな攻めないから大丈夫~。
そんなあなたの心の隙間に雪崩ちゃんはやってくるかもしれませんYO~。
ど~んってね(笑)