ゲストリクエストの飯豊山。
8.5キロ先の登山口に向けて電チャリで楽勝だぜ!

私一人だけ、汗だくで到着の大日杉登山口。
昨日チェックした時は何でも無かったのに、電源入らんってどゆ事?
知ってるわ!神は俺の事嫌いなんだ、ふざけんな、電源入らんEバイクなんてただの重いチャリじゃねーか!!!
救いは登山口まであまり標高差がなかった事。
ま、帰りは基本的に下りだし、重力で気持良く帰れるはず~と、この時は思っていた。

もちろん、シートラスタート。

ザンゲ坂とは良いネーミングを付けたものである。
重い泊装備が肩に食い込み、何度許しを請うただろうか?

そんなふざけた帽子をかぶっていては許してくれませんよ(笑)


登山道はスキーブーツで歩くようには出来ていない。
落ち葉が滑る滑る!
目についた今晩のおかずを失敬しながら我慢のシートラが続く。


お田からシールが使えたが繋がっていなかったり、急だったり、残雪を拾いながら付け外しをしたりとなかなかペースはあがらない。

当初の予定タイムを1時間以上オーバーしてやっと地蔵岳へ。

飯豊山がやっと目の前に。
ここまで通行止めゲートから1000mは登っている。
ここから400下り、また1000m登らないとたどり着かない。
とても憂鬱だが、行くしかない(笑)

荷物が軽ければヒャッホーなのだが、バランスを崩さないように滑るのが精いっぱいだ。

本社の沢と書いておむろの沢と読む。
読めね~って(笑)


ペースは遅々として進まず、左岸の尾根に乗り上げたのは16時をまわっていた。
ここで約1600m。
近そうに見えてまだ山頂までは標高差500mもある。

ちょうど冷え込んできて今滑ったら快適そうな雪面を恨めしそうに黙々と足を動かす。


18時15分、なんとか夕日に間に合った(笑)


タマランチな景色だがサンセットライドに行く元気は1ミリもなかった(笑)

行けそうだったので除雪をして一階から入れるようにした。

2人分ならたいしたことないっしょ!と、思って生ものを持って来たのが重かった原因か?
晩御飯はこしあぶら入りもつ鍋。

うっかりレトルト食品を買ってしまったのが間違いだったか(笑)
まあ、おかげで山で美味い物が食えるのだが。

泥のように眠り、あっという間に朝。
除雪して冬季用トイレを使えるように。

先ずは飯豊山にご挨拶。

遥かなる大日岳。
私はどうしても滑りたかった。
ゲストは巻き添えだ(笑)

御西の小屋は未だ埋まっていた。
ちょっとやそっと頑張っても入れそうになかった。

文平の池に向かってヒャッホー。
緩んで良い感じだ。

飯豊連峰最高峰の大日岳。
山頂から滑りたい。

隣の牛首山も素晴らしい斜面だ。

山頂真近で仕事の電話。
携帯が通じるのも考え物だと思う(笑)

半日かけて辿り着いた大日岳。
おそらくゲストには最初で最後だろう。


西大日岳も大日北面もめちゃくちゃ滑りに適している。
ああ、無限の体力が欲しい!

北股岳と梅花皮岳、烏帽子岳。
あの向こうが石転び沢。
滑れる所は無数にある。

自分の体力をわかっているゲストはなるべく登り返しが少ないラインで。

私はどうしてもボウル状の斜面を滑りたかった(笑)

ツボで急斜面を登り返して稜線で待つゲストと合流。
ありがとうございます、満足しました(笑)



帰路、御西から駒形沢源頭部をつまみ食い。
すんばらしい面ツル大斜面だった。
最初からこの辺で遊んでるのが一番お手軽で満足度も高いのかも(笑)


本山小屋まで遠いな~(笑)

ヘロヘロで帰って来るとお土産が!

今日ワンデイで行くわ!と、聞いていた白馬の超人二人のお土産でした。


一人でもサンセットに行く気満々だったのだが、ビールからのトリスに阻止されてしまった(笑)

今夜はカレーうどん!
生めんにレトルト、重いわ!(笑)

読書をしてから爆睡。

名残惜しいが帰りますか!

テレマークしてませんよ~(笑)

昨日の2人のトラックに重ねる。


ナイステレマーク!

今季はガイドと黒部横断スキーツアーをやったりと精力的に動く60オーバーのゲスト。
キャバや飲み屋で金ばらまくより、よっぽど有意義だと思います。
あの世に金は持って行けないし!と、豪快に笑う。
素晴らしいですね~。

地蔵岳への登り返しは急~。

ある一定の高さから上に苔が付いている事で冬季の積雪の深さを知る事が出来る。
苔の下は5mくらいかな?

おっしゃ~、登った!

写真ではよくわからないが滑った跡がバッチリ!

磐梯山が近い。
喜多方に寄ってラーメンでも良いなぁ(笑)


しぶとく雪を拾いながら。


シートラ下山にザンゲ坂では板を装着して横滑り。

良いぜんまいがいっぱい!
小屋掛けしてまで採る人も居なくなった今の時代。
本気でやればなかなかの現金収入になるはず。

やりました~、後はチャリで風を切ってクールダウン!

と、思ってチャリを見たらタイヤがぺっちゃんこ!!
うおーい、ふざけんなボケ、コラー!
SHIT!
OH MY GOD!
F〇CK!
前世で相当悪い事をしたのか??
カルマ達、絡まってる、肩の上で(笑)

ゲストを見送り、8.5キロ歩き確定。
絶望ってあるんですね(笑)

ホント、人生うまくいかね~な~と、ブツブツふてくされて歩いた(笑)
4.5キロ歩いて県道まで来ると車が見える。
んん?
関係者か?
もしかして昨日くらいからゲートが開いたのか??

そうこうしているとゲストが車で戻って来てくれ、「ゲート開いてましたよ、良かったですね!」と、コーラを差し出してくれた。
んめっちゃ美味かった、マジで(笑)
捨てる神あれば拾う神ありってのはホントなんですね~。
最後までドタバタした飯豊山ツアーだったとさ。
是非とも体力がある人には行ってもらいたい飯豊山。
良い斜面がいっぱいあるので生きてるうちに行ってみて下さい!