栂池から裏へ。
欲張って高い所から行きましょう!と下見もせずに今年初めて向かった場所は結構藪かったです(笑)
どこ滑って来たんでしょう?(笑)
登り返して反対側は気持ち良く滑れる斜面でした。
良い雪に皆さんヒャッホー全開(笑)
飛べる場所を見つけてみんなでイェーイ!
良かったですねー、藪が埋まったらまたリベンジに行きましょう!
八方2周の予定でしたが天気が悪い方向に向かってしまったのでささっと南を落として五竜BCへハシゴ。
溜まっている雪は良かったのだが視界がイマイチ。
オープンはフラットライトで滑りにくいのでツリー周辺へのライン取り。
初五竜。見返り坂がもじゃもじゃですー(笑)
尾根沿いやツリーはまだ藪すぎて楽しめそうもなかったので沢に逃げる。
そこには快適ヒャッホースノーが!
下部がめんどくさいのは想定内。
自分は行けたがゲストは無理っぽかったので壁を崩し、浅い場所を渡渉させる事に。
この後のジャングルジム堰堤の次の堰堤をクリアするのが結構めんどくさいです(笑)
もちろん本流も八方沢も埋まってません。林道に上がるまで渡渉3回。
帰りの林道も八方側からのデブリが出ていないために小さな沢も二か所くらいプチ渡渉に。
日曜にガッツリ降って、ガッツリ雪崩れてもらいたいところです(笑)
どうせ午後には天気崩れるんでしょーと思い、サクッと無名沢とか考えていたんですが2361まで来ても穏やで天気も持ちそうだったので行っちゃえ!と(笑)
無名は風でリセットしてましたね。
週末くらい稼がな!と雪友に言われながらハイク。やる気がないわけではありませんよ!ゲストがいらっしゃれば全力で良いとこ連れて行きます。
ホントは無名の予定が2361に来ても穏やかだったので「ごめん、上行くわ~」とフリーダムに(笑)
気づくと滑り屋の中では一番乗りで山頂へ。二時間半で唐松登頂、スキーは早いねー。
Dルンゼで雪庇を落としてみるも大丈夫そう。
バフバフのパウダーがありまして、すごく悩みましたが先へ行く事に。
気持ち良く滑るならここがベストですが最近平和ボケしてんな~と喝を入れる事に。
雑誌にも良く出ている有名なスキーアルピニストMさんグループはDルンゼにしたようです。
相変わらず三峰の巻きがいやらしいですねー。
最短距離を行こうとすると壁にぶちあたるんで黒部側を大きく巻いた方が安全です。
Dルンゼから一時間かからないくらいで二峰正面に到着。
思ったよりも光があり、テンションも上がる!
下をのぞき込む。雪はバフバフです!ノールの先は急すぎて見えません。
北峰方面。向こうも滑りたい所ですが今日は白馬のパイオニアT氏が△尾根面白いよ!と、去年話してくれたのを思い出して真ん中からドロップする事に。
何度もデジカメを見てラインを確認します。
ドキドキのドロップイン!雪は問題ないパウダーで恐怖感を包んでくれます。
スラフに注意しながら核心部手前でストップ。崖ですな~(笑)
もうちょい雪がつけばそんなでもないんですが岩も出てるし慎重に行かざるを得ませ~ん。
でも板を横には出来ないので勇気をだして一瞬縦にして核心部を突破。
そのまま△尾根へ。イメージどうりに来れたはずですが広くて良くわかんね~(笑)
尾根上から見た感じと実際滑った感じでは難易度が各段に違い、急じゃねーか!とブツブツ(笑)
ヒダヒダのヒマラヤひだが発達していて、下にはクラックが隠れてそうでなかなか思い切って行けません!
これを縦で落とすにはもう3本くらい頭のねじがぶっ飛んでないと無理です(笑)
止まってても常時肘は雪面についてるくらい急斜面だし、この辺は日射の影響を受けていてちょいクラスト気味。
グラニュー糖のような感触のスパインに突っ込んで減速したりスパインとスパインの間を何とか滑ったりしてようやく飛ばせるとこに。
真ん中のルンゼの左側の壁が滑って来た所です。
生を実感して後はサイコーの唐松沢ヒャッホーの時間!
雪はサイコーでしたがデブリ玉が固まってるのがちょこちょこあり、注意が必要でした。
帰りの核心、南滝の上でDルンゼを滑って来たMさん達と再会。
良い雪で思う存分ヒャッホー出来たんじゃないでしょうか?
心配していた滝から下はご覧のとうり。多少めんどくさいですが行けなくはありません。
段差もあり、まだ一般的とは言えないですねー。
湯の入り沢は渡渉になるので濡れたくない人はビニール袋でも持って行きましょう。
完璧に自己満足&自己責任の世界であり、連れてけと言われても絶対連れて行けない場所ですがこの先も変態達の憧れの場所であり続けるでしょうね(笑)
昨日からの降雪40UPの天狗原近辺。バフバフです!
こんなはずでは!だった初めてのバックカントリーデビュー。
ゲレンデはすいすい滑れるのに!まったく別物なんですね、と。
トップを浮かせられず、深雪の中で板を回そうとしてしまうので引っかかって沈没の繰り返し。
パウダーの中で転ぶ=起き上がるのに相当体力を使う=もうだめぽ(笑)
バックカントリーは上級者しか楽しめないのか?と言われたらそうではありませんが春のザラメならまだしも、パウダーではやはりある程度ゲレパウを楽しめるレベルになっていないと苦行でしかありませんね。
うまければうまいほど楽しめるのがバックカントリー。
まずはゲレンデで技術を磨きましょう。滑りこみましょう。長い距離を止まらずに滑り切る脚力をつけましょう。全てがバックカントリーに生きてきます。
下からはガスに包まれてダメそうに見えましたが上は抜けてました。
弱い冬型のおかげでほとんど風の影響を受けずに積った雪は極上!
寒気のせいで珍しい現象、サンピラー出現。
いつも風の強い八方尾根は結晶が壊れ、密に積るのでパック気味のパウダーがほとんどなのですが今日は違いました。
これはワンシーズンに一回あるかどうかのレアな事です。
まさか八方尾根と言うアルパインエリアでこの雪を滑れるとは!
会う人会う人が口をそろえて「これは八方じゃない」と(笑)
この後、中腹のガスがなかなか取れずに1時間以上ガス待ちではまったりしましたが一瞬の隙を逃さずクリアー。サイコーでした。
まるで旭岳のような羽パウダーでした!
今シーズンは暖冬でなかなかスイッチが入らない方も多いと思いますが、だからと言って家でグダグダしていてもパウダーは滑れませんよ!
八方でのこの雪は暖冬のおかげで北風が強くなりすぎずに雪が積もったおかげなのです。
ガイドは良い雪を逃しません、それだけハングリーなパウダージャンキーなのです(笑)
いつもより登りも下りもめんどくさいかもしれません、そこで文句言う人は板を仕舞いましょう。
ある所にはありますよ!運も必要ですけどね(笑)
昨日からの降雪は風の影響をほとんど受けてない極上のパウダーでした。
下部はまだ灌木が目立つものの、美味しそうな斜面に目移りします(笑)
悩んだ末に決めた今日のライン。
雄たけびが止まりません!!
転んでもこの笑顔。こんな気持ち良いパウダー滑ったの初めてだ!と昨年からBCを始めたゲスト様。そんなん言われたら嬉しいです!
あまりに気持ち良すぎておかわり!となり、ハイクしている最中にそれは起きました。
尾根上を登るのは急すぎる所なので大きい斜面を横切る必要がある所なのですがまだ灌木だらけだし、一本目の前に雪庇落とし&スキーカットでも脆弱性は見られなかったので最後の急斜面をどう登り上げようかな~くらいの考えでした。
目の前の大きな丘のような尾根に乗り上げようとしてると上から外人さんグループがご機嫌に何人も滑りこんで来るのが見えて一人が僕たちの近くで止まりました。
その時はるか上の方から声が聞こえて雪煙らしき物が灌木の隙間から見え、どうやら雪庇を崩したみたいでしたが灌木のせいで良く見えずにいると・・、あれ?何か雪煙が近づいて?瞬間的にやべっ!と逃げようと方向転換しましたが深い雪に足を取られそのまま転倒。
エアポケットを作るので精一杯!!やっちまった!と思いましたが雪煙が来ただけで衝撃も来ずにあれ?状態でした。落ち着いて見るとちょうどデブリ末端でふぁさーっと雪をかぶっただけで済んだみたいでした。
上の写真がデブリ末端です。トレースにちょっとかかってるのがわかるでしょうか?
びびらせやがってよーと一安心も20M先を見ると結構なデブリ!
固くしまった雪庇のかけらみたいですがもう少し勢いがあったらこれに当たってたらと思うとぞっとしました。
登り返して。写真で言うと平になるあたりで右から左の小尾根にトラバース途中です。
上から。まさか下に人がいるのにスキーカットや雪庇落としをする人はいないでしょう。今回の場合だとかなり下だし、灌木に紛れてるので僕たちを確認できてなかったんじゃ?とも思いましたが上に来て見てみると故意に落としたと言うよりは近づいて斜面を見ようとしたらその先で落ちたみたいな感じでした。
どちらにせよ僕たちの姿は確認できてなかったでしょうね。
雪崩地形の中での行動は細心の注意が必要と言う事を再認識しました。
皆さんも今一度、今休憩してる場所は安全か?雪崩地形の中にいないか?もっと安全にハイク出来る所はないか?確認してみてください。
雪庇は中に空洞が出来るのででかくて丈夫そうに見えても意外と脆いので故意に落とす時も気を付けましょう。
アクシデントはありましたが風の影響を受けていない雪は最高でした。
まだこの標高帯の沢でも滝が出てる所があります、斜度変化する所は気を付けてください!
風と人から逃げるようにたどり着いたコルチナBC。
大崩落は美味しそうでしたが下部がめんどくさそうなんで今日はパスしました(笑)
上部のツリーランはなかなか快適に滑れるようになってます。
が、やっぱり沢は出てるわけでして。
スラロームのプロテクターが欲しい!と、本気で思った下部(笑)
いつもの堰堤も渡渉でした。
この状態でも外人さん達はガンガン裏っコルを落としてきてました!
それしか知らない英語であーゆーふろむ?と話しかけるとスウエーデン!とのお返事。
るっきんふぉーぱうだー!とおちゃめな笑顔で滑っていきました(笑)
小雪でもガンガン楽しんでます!日本人も負けてらんないですね!
登ればパウダーはありますよ!パウダーの為なら多少めんどくさい登り&下りを我慢できるゲスト様、お待ちしています。