昨日からの降雪は風の影響をほとんど受けてない極上のパウダーでした。
下部はまだ灌木が目立つものの、美味しそうな斜面に目移りします(笑)
悩んだ末に決めた今日のライン。
雄たけびが止まりません!!
転んでもこの笑顔。こんな気持ち良いパウダー滑ったの初めてだ!と昨年からBCを始めたゲスト様。そんなん言われたら嬉しいです!
あまりに気持ち良すぎておかわり!となり、ハイクしている最中にそれは起きました。
尾根上を登るのは急すぎる所なので大きい斜面を横切る必要がある所なのですがまだ灌木だらけだし、一本目の前に雪庇落とし&スキーカットでも脆弱性は見られなかったので最後の急斜面をどう登り上げようかな~くらいの考えでした。
目の前の大きな丘のような尾根に乗り上げようとしてると上から外人さんグループがご機嫌に何人も滑りこんで来るのが見えて一人が僕たちの近くで止まりました。
その時はるか上の方から声が聞こえて雪煙らしき物が灌木の隙間から見え、どうやら雪庇を崩したみたいでしたが灌木のせいで良く見えずにいると・・、あれ?何か雪煙が近づいて?瞬間的にやべっ!と逃げようと方向転換しましたが深い雪に足を取られそのまま転倒。
エアポケットを作るので精一杯!!やっちまった!と思いましたが雪煙が来ただけで衝撃も来ずにあれ?状態でした。落ち着いて見るとちょうどデブリ末端でふぁさーっと雪をかぶっただけで済んだみたいでした。
上の写真がデブリ末端です。トレースにちょっとかかってるのがわかるでしょうか?
びびらせやがってよーと一安心も20M先を見ると結構なデブリ!
固くしまった雪庇のかけらみたいですがもう少し勢いがあったらこれに当たってたらと思うとぞっとしました。
登り返して。写真で言うと平になるあたりで右から左の小尾根にトラバース途中です。
上から。まさか下に人がいるのにスキーカットや雪庇落としをする人はいないでしょう。今回の場合だとかなり下だし、灌木に紛れてるので僕たちを確認できてなかったんじゃ?とも思いましたが上に来て見てみると故意に落としたと言うよりは近づいて斜面を見ようとしたらその先で落ちたみたいな感じでした。
どちらにせよ僕たちの姿は確認できてなかったでしょうね。
雪崩地形の中での行動は細心の注意が必要と言う事を再認識しました。
皆さんも今一度、今休憩してる場所は安全か?雪崩地形の中にいないか?もっと安全にハイク出来る所はないか?確認してみてください。
雪庇は中に空洞が出来るのででかくて丈夫そうに見えても意外と脆いので故意に落とす時も気を付けましょう。
アクシデントはありましたが風の影響を受けていない雪は最高でした。
まだこの標高帯の沢でも滝が出てる所があります、斜度変化する所は気を付けてください!
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