私はパウダージャンキーである。
行ける距離でリフト回しが出来るなら躊躇せず、降った所に向かう。
八海山と迷ったがお金に余裕はないので無料のさかえ倶楽部に向かったのだ。
先頭はボーダー2人組。
この時点で私のファーストは確定したのだ。
北海道の人からしたらパウダーでは無いと言われるだろう。
しかし、面ツルなら気持ち良く滑れるものだ。
私は山形県の海が近く標高の低いスキー場で育った。
含水率で言うとドライでは無くモイストだった。
たまに大会などで蔵王に行くと雪玉が作れない雪に驚いたものだ。
ファットで快楽を覚えたのもARAIだったので問題ない。
雪質云々言うのならとっくの昔に北海道に移住している。
大概、雪質のせいにする人は技術が伴っていないものだ。
スプレーと言うよりスプラッシュを上げ、ノートラックが無くなった頃にオープンセレモニーが始まった。
先着100名無料の上に甘酒やイノシシ汁のふるまいもある。
栄村に出来て白馬村に出来ないわけはない。
白馬は見習わなくてはいけない。
絶え間なく降る湿った雪。ウェアは濡れる、防水スプレーを買いに行こう。
田舎の小さなスキー場。雪質も良いとは言えないがきっとまた訪れるだろう。
軽い方が楽しいのはあたりまえだが底付きしなければ私は満足出来るのだから。
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