来ました、ビッグデイ!
狙いは猫ちゃんの右耳でございます。
ブログを書いているってことは無事に帰ってきてるって事です(笑)
朝一のローソンレジ渋滞にイライラしてリフトに乗って一息。
混むのわかってんだから朝の時間は二人体制でお願いしたい。
ちなみに最後のカギを手に入れてしまったので自分ひとりの時はどこからでも乗れてしまう。
リフトに乗って5分。アイゼンを忘れた事に気づき、一本滑るはめに。
やれやれ、ウオーミングアップは十分だ(笑)
案の定、最近グラートは早くて既に動いていた。
登山届をぱぱっと終わらせて急ぐ。
休まずに行くと上ノ樺でトップに追いついた。
更に休まず、写真を撮りながら。
今日は滑ってみたかった北峰、◯ねさん語録によると「ゴーストレイト」と、名付けられているラインらしい。
見た感じDルンゼは風にやられている。
C尾根が調子良さそうに見えるが・・。
不帰あるあるで八方全体が風の影響を受けている時でも二峰はバフバフの時が良くある。
まあ今日は最初から猫まっしぐらのつもりで来てるので他のラインには用がないのだ。
大きな声では言えないがガイドも断ってきている、仕事をさぼってきた悪い大人なのだ(笑)
この際だからハッキリ言っておくが、自分はガイドになりたくてなったわけでは無く、良い日にこんな所を滑りたいので結果的にガイドになっているのが正しい表現かもしれない。
仕事しろ!とか、ふざけんな!とか思われる方もいるかもしれないがこれが自分と言うクソガイドなのでご理解お願いします!
良い日は三回に一回は断る事があるかもしれません(笑)
11時30過ぎに山頂着。
写っているのは48riderと言えば誰もが知っているハードコアスノーボーダーのSさん。
お仲間と10日前から業務調整?をして今日に備えたらしい(笑)
今日はCルンゼだったとか。
立山、劔がヤバイ!と、感動する間もなく写真2枚ほどで通過。
三峰の巻きに若干苦労するも、左耳は目の前。
登ったことある人はわかるでしょうけど、結構この南峰への登りがしんどいのよ~。
南峰からの恐ろしく美味そうなライン。
色々ルート名がついてるらしいので気になる方は◯ラースポーツ行って雑誌を見せてもらうと良いかも。
ふと、山頂方向に目をやるとC尾根の上に人影。
誰ですか?あんな危ない所を滑ろうとしてるのは?
まあ、知ってますけどね。猫ちゃんの板とか作る人です(笑)
天狗の頭直下がデカク破断してるのを気にしつつ。
猫ちゃんの額の真ん中。
ここの雪庇に亀裂が入っていたので明日からの昇温で落ちると思うけどどーなるか?
めっちゃ良さそうでしたが、初志貫徹で北峰へ。
北峰から見下ろすライン。雪はバフバフだ!が、直下にはクラックも見えて緊張する。
夏道の鎖を掴んでクライムダウン。
はやる気持ちを抑えてモードチェンジ。
嫁に遺言電話をかけようと思ったが寒くてバッテリーは死んでいた(笑)
C尾根を滑って下で見守っていてくれる2人が見える。
深呼吸して、クリスチャンでもないのに胸の前で十字を切って飛び込んだ(笑)
カット気味に入るも破断はしない。
行けると思って3ターン目で目の前のスラブが動き出す!
ぎゃー!!!と言ったかどうかは記憶にないが落ち着いてレフトの小尾根に乗り上げてやり過ごす事に成功。
北峰からのラインには写真でわかる通り、肩まで3つほど小さい尾根がある。
これをうまくスラフマネジメントに使う事で直撃を避けられます。
でも、正直真っすぐにスラフと共に落ちていきたいと思えるほどに雪は良かった。
その後、肩までもう一か所破断したが巻き込まれずやり過ごしてからの大斜面!
マジ、サイコー過ぎてヒャッホーが止まらなかった(笑)
何でこんなにここはパウダーなんだ!!?
気持ち良すぎて目標にしていた岩をちょっと過ぎてしまったが何とか修正して無事にXルンゼへ合流。
対岸から見たらまっすぐ落とすとバーティカルの崖になってたんで要所の地形は頭に入れとかんとアブねーっす(笑)
そして日陰のルンゼ内は固い~し、ちょいモナカ気味~と泣きながら(笑)
クラックは連続で出てくるは、固いはで修業でしたが、出口の辺りは良い雪だった。
待っててくれた先輩ガイドとハイタッチ!
真ん中の狭い所がXルンゼ。
南峰に一人見えたが、どこ滑って来たかな~?
待ってたけど来なかったんで先に下山。
後は見た通り、大変な唐松沢クルーズ(笑)
沢の中は良いと思ったんだけど、わからんもんですねー。
今日はDは行かなくて正解ですね。
それでも下部は気持ち良い所はあった。
滝は巻かずに行けました。
みんな無名からトラバってガラに行ったのか降りて来てたのは一人だけ。
いや~、良い日でした!
井の中の蛙で十分です、俺。
これで明日から仕事頑張れます(笑)
No comment yet, add your voice below!