前日は悪天候で行動出来ませんでしたが翌日は貸し切り立山状態でした。
前日は超!猛吹雪。
急遽、本日上がって来るゲストをお迎えに室堂ターミナルへ。
5m先も見えない猛烈な風&雪でしたが途中までロープ伝いに行って、ここからは大丈夫でしょう!と思ってロープから外れたのが大間違いで遭難しかけました(笑)
慰霊塔がある手前まではロープ伝いに行ったのは確かだったと思います。
ここからは斜め右に歩いていけば室堂ターミナルへ行けるはず、方向が多少ずれてもブル道のロープにぶつかるだろうと思って視界ゼロの中を歩いて向かったわけです。
ところが歩けど歩けど何も出てこずに???状態。
そのうちに坂道が出て来て、これを下るとブル道か~、結構右に流されたんだな~と思って下っても道は無く、ロープも出てこない!
おかしい、おかしいと歩いていると、どフラットになり何だかクラックは出てるし固いしで「これって池じゃね?」と思って初めてGPSを出すとまさかのみくりが池の中でした!
信じられますか?要するに右斜めに歩いていたつもりが左斜めに歩いていたって事です。
狐につままれたようなってのは正にこの状態。
みくりが池温泉で働いていた時から今まで何往復したと思ってんだ!目を瞑っても歩けるぜ!と、言う自信は粉々に(笑)
これが恐怖のリングワンデリングって奴なんですね~。
過去に何度かホワイトアウトの中で経験ありましたが、今回もビビりました。
山はなめたら簡単に死ねます、ホワイトアウト中には動かないのがベスト!
どうしてもなら常時GPSとにらめっこ、コンパス合わせて少しづつ前進が正しい対処なんでしょうね。
イマイチわかんねーよ!って方は漫画「孤高の人」6巻を読んでみましょう(笑)
まー、そんなこんなでGPSのおかげで何とか池から脱出出来て小屋の人と一緒に歩いてきていたゲストと無事に合流出来ました。
いや~、今思い出しても恐怖ですね!丸腰で何も持ってなかったから穴掘ってビバークも出来なかったし。「やっちまった」と思ったもんな(笑)
皆さんも気を付けましょう、経験ってのは時にあてになりませんので。
昨日の悪天候を物語るエビの尻尾。
テン場に降りていくとどこからともなくピーピー音が。
正体は小屋番による休憩中の過ごし方でした。
山小屋あるあるでたまに簡単な楽器とか持ってくる人が居るんだよな~。
特にアジア方面を旅してるバックパッカー上がりに多いかな(笑)
前日悪天候。朝一から除雪でバスも遅れている+平日もあってほとんど人が居ません!
天気が良く、景色もサイコー!ハイクもはかどります。
お決まりの劔と私みたいな(笑)
白馬の山々もバッチリ!
うひょひょ~と気持ち良い面ツル新雪!
雷鳥沢が腐る前に滑りましょう!と、間髪入れずに登り返し。
ここを二人占め!幸せ!
ヒャッホー、ヒャッホー!
(・∀・)ニヤニヤ
この日はもう一本滑りましたが最後はフラットライトに地形がよく見えず。
翌日はどんより。
上に行っても微妙~って事で下に行く事に。
良い雪溜まってるじゃん!
ちょいスリリング(笑)
しっとりしてきたが滑りやすい!
下部はストップでちょっかりオンリー、疲れを隠せないゲスト(笑)
登り返しがだりーのですが立山駅まではもっとだりー(笑)
最後は45度オーバー??
硬かったら超コエーヨ!つーか、来ねーし(笑)
この松尾峠の登り返しがあるのがカルデラ側を滑る人が少ない理由か?
でも苦労して登った跡のやったぜ感は、ハンパね~!
残念ながら今年も新湯は溜まってなく、今や温泉ツアーは伝説に。
後はまったり歩いて無事に弥陀ヶ原到着!
バスで室堂にリターン。
今年の雪の大谷はなかなか立派ですがそれでも19m。
記録は23m!
いかに56豪雪が異常だったかわかりますね~。
当時、2才の自分には全く記憶はありませんが(笑)
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