気張ってゲレンデに行くほど降ってもないしでゆっくりモーニング。

久し振りに大町方面の山の様子でも~と行ったものの、雪は増えておらず。

藪スキーになりそうな気がしたので止めよ~と大人しくUターン。

白馬に戻って来るとピカピカしているではないか!

五竜の崩壊地にはどー見てもロープをくぐったトラックが。

間違いなく異国の方々であろう。

昨日の五竜パトのブログを思い出し、「五竜のパトは大変だな」とポツリ。

良いか悪いかで言ったら悪いんだろうが、そのトラックはとても楽し気に映った。

八方も雲が取れてきている。

きゃー!うっかり晴れ!

南面の雪が死ぬ前に滑ってあげないといけない・・・。

時刻は11時半過ぎ。うっかり晴れはいつまた曇るかわからないので急ぐ。

一人なので久しぶりに名木山から。

八方池山荘で登山届を出していざ!

さっき晴れてきたばかりなのでもちろん誰も登っていない。

出だしから八方らしからぬラッセルを強いられる。

ほぼ風の影響を受けてなく、踏み込むとズブズブって感じ。

ぐは~、石神井ケルンが遠い(笑)

北はノーハイクで落とした跡がチラホラ。

安定しているのか??

振り返ると外人も登り始めていた。

ひいひい言いながら石神井ケルン先の平でチェック。

フットペン80!

いつもなら風で飛ばされてるような所なのに。

大岩辺りは1.5~2サイズが。

目的斜面を一本滑れれば満足なのでとっととドロップ。

一段落として南に向かうと先程ついてきていた外人が先に尾根上から先行。

「マジかよ!行きたい斜面かぶった!ふぁっきん、マジつまんねぇ~」とぶつぶつ言いながら追いかけると彼らは尾根を滑るらしく一安心(笑)

ごくり・・、めっちゃ美味そうです。

バカだけどバカではないし、犬死にはごめんなので穴を掘ってみる(笑)

掘ったからといって安全と言い切れるわけでもないが気休めにはなる。

80下の雨によるクラスト?の上で雪見ちゃんチェックをすると微妙に再結晶化しているような角が立っているのを確認するがテストではCTHで新雪層内のレイヤーからしか破断せず。

それもBRKだし、行けんじゃね?とゴーサイン。

単独の時点でありえないと言う方もいるのだろうがそれでは冒険を否定する事になると自分は思うのだ。

要するに冒険家とは自己中以外の何物でもない(笑)

誰だって死にたくはないが死にそうにはなってドキドキしたい思いが無意識にあるのかもしれない。

生を強烈に実感したいのだ。

危険と安全のギリギリをクリアした時の脳内麻薬の分泌。

でなかったら、わざわざ絶叫マシンとかバンジージャンプとかやる意味がわからない。

行き過ぎるとムササビスーツで逝ってしまう人も出てくるわけだが(笑)

47から良く見える斜面、雪崩れたら誰か通報してくれるだろうか?とか考えながらドロップ!

うっひょ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

滑りながらチラッと振り返ったりチェックしながら標高差600のロングラン。

めっちゃロングターンで浮力を味わいながら昇天!

無理だな、止められるわけがねぇ(笑)

しかしやっぱりまだデカイのが一回も発生していないようで下部はご覧のとうり。

下部はスキーヤーズレフトじゃなく、ライトがスムーズに林道に出れます。

お帰り林道下りラッセルを覚悟していたが、ありがたい事に五竜からのトレースがあり楽ちんで帰る事が出来ました。

外人ルートで車を回収した後に47に行って自分のトラック眺めて悦に入ろうとしたが、ガスってしまい残念。

ナルシスト禁止みたいです(笑)

晴れたらすぐに死んじゃう南斜面、当てるのはその時にそこに行けるかどうか。

コンディションにもよるし、簡単ではありませんが行けた時の喜びは格別!

まだまだパウダーで狙ってる南斜面は多数。

朝から晴れすぎてもドロップ地点に着く頃にはもっさり~な感じになっちゃうし、チラチラ降っていてドロップする頃にピカーンが理想ですがそんなにうまくはいかないのよね。

誰かヘリで連れてってくれたら問題解決するんですが(笑)

 

 

 

 

 

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